奈良弁護士会

0742-22-2035

遺産分割

親父の遺産分けに難儀してます(遺産分割)

相談者

農家の跡取りとか、自営業者の後継者のように、親の仕事を手伝ったり、親を療養看護したりして、遺産の維持や増加に特別に役に立った人がいるとき、それにふさわしい部分を「寄与分」として、特別枠を認める必要があります

どのようにすれば、正しい分け方ができるでしょうか?

 

弁護士

普通、遺産を分割するには、まず、誰が相続人であるかの確認、次に分割の対象となる遺産の確定、の二つが必要です。あなたの場合、相続税の申告や相続登記の準備がかなり出来ていますので、この辺のことは長男の方でほぼ済まされていると思います。

 

相談者

遺産分割協議書と司法書士宛の登記の委任状を見たら、長男が不動産を全部もらい、私や他の兄弟姉妹は少しのお金をもらうだけになっているんですが。

 

弁護士

戦前は、長男の家督相続が認められていましたが、現在は家督相続という制度はなく、子供はみんな平等の権利を持つという均分相続になっています。長男の言い分は、原則として間違いです。
戦前は、長男の家督相続が認められていましたが、現在は家督相続という制度はなく、子供はみんな平等の権利を持つという均分相続になっています。

 

相談者

長男は、自分が跡取りだから土地を引き継ぐのが当たり前だと言うのです。

 

弁護士

農家の跡取りとか、自営業者の後継者のように、親の仕事を手伝ったり、親を療養看護したりして、遺産の維持や増加に特別に役に立った人がいるとき、それにふさわしい部分を「寄与分」として、特別枠を認める必要があります。

 

相談者

どのようにすれば、正しい分け方ができるでしょうか?

 

弁護士

分け方が話し合いできまらない場合、家庭裁判所に調停の申立をすることになりますが、それでも決まらないと、家庭裁判所が審判という形の裁判によって決めることになります。その場合、法律に従って分けられますので、長男も弁護士に相談されて、双方が法律を理解したうえで分割の話し合いをされるのが、早く円満に解決できるでしょう。

 

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